高石工業株式会社 様

今回は「もうすぐいい会社」で高石工業株式会社様を見学させて頂きました。

 

まず最初に目に入ったのは「スッキリとした職場」です。物が少なすぎると感じてしまうほど整理整頓されており、5Sを本当に徹底されているように見受けられました。建物自体は古いように見えましたが、掃除して磨かれているようで暗さは全く感じず、必要なもの以外は置いていない、うっかり忘れを防止する文字など、参考になる点がたくさん目に入ってきます。会社の機能を見直すと、この様になるのでしょうか。

工場内

小集団活動を採用し、チームで活動することによって社員の間での5Sや効率を良くするアイデア出しが活発なのかもしれません。壁に優秀なチームが表彰されており、チームのメンバーを決めるときも人の組み合わせを工夫することによって個人の能力育成につなげているそうです。それには配置を決定する上司が社員一人一人をよく知っていなければならないので普段からお互いを知ることが大切です。このように考えると従業員数が80名ながら、濃いコミュニケーション環境があるように思います。

 

高石社長は「自分にはカリスマ性は無い」とおっしゃっていました。カリスマ性があるかどうかは社員さんが感じることでわかりませんが、会社の方向性を示し、軸をブレさせること無く突き進む姿勢にリーダーシップを感じました。また社長のおっしゃった「いい人が集まる、いい会社。今いる人たちと一緒に幸せになれる、やりがいのある会社。」という会社が目指す大きな目的にも快いものを感じ、共感しました。それは社員さんの「社長は仕事内容で厳しいことを言うけど・・・」と言いながら、高石社長に社員さんが付いて来てもらえている様子に表れているのではないかと思います。

高石工業社長と私2014.2.11

経営者三代による経営で「正直に製品を作る」大切な企業文化が脈々と受け継がれつつ、しかし社員さん曰く「先代と方向性が180度変わった。」と言うほどの改革が有ったようで、いいものを残し、変えるべきを変える、見事な経営をされているように見受けられました。

 

「会社を変えようとしたきっかけや、危機感のようなものがあったのか」高石社長に質問させていただきました。大口顧客に「あなたの会社とは、もうお付き合いできない」と言われたのが大きなきっかけとの御答えでしたが、それ以前から少しずつ変えていこうと努力されていたそうですが、会社が大きく変わるには、大きなきっかけによる大きなエネルギーが必要になることが見て取れました。

 

「いい会社」と呼ばれるような完成された会社に訪問しても、見せたくない部分や当事者が重要と思っていない部分は見えないように省略したり、意図的ではなくても話していただけないような面もあるように思いますが、「もうすぐいい会社」のちょっとしたカッチリ完成していない部分がまた参加者側の私から見ると勉強になったように思います。
そして社員さんの表情が豊かで活き活きされていると感じ、そこが私としては一番「いい会社だなぁ」と感じた点でした。工場内にお邪魔させていただいた時に社員の皆さんが緊張や気負いや「訓練されてます」的な挨拶ではなく、自然な挨拶を私に掛けて頂けたように感じました。

 

職場の一部を社員さん自らの手で新たに改装する為に大工仕事をされていました。これでまた会社に愛着がわき「自分たちの会社」になっていくのでしょう。
成長中の高石工業にまたいつか再訪問させていただきたいと思います。